19時を過ぎた頃、いよいよパーティの始まりです。まずは、当会理事で『北海道のワイン』著者である山本博のご挨拶から。山本博理事は、この本を執筆した動機として「北海道には素晴らしいブドウ畑・素晴らしいワインがたくさんある。しかし、北海道のワインについて、正確な事実があまりにも一般に知られていなかった」ことを挙げ、「この本はワインを造る「人」の物語。ワインは農産物。熱い想いでワイン造りに携わった人たちの物語であるこの本を、(ワイン造りに携わる人や一般の愛好家はもちろん)農家の方々にも是非読んで欲しい」と述べました。そして、次のような力強い激励の言葉でスピーチを締めくくりました。
「北海道のワイン造りは、必ずうまく行きます」
続いては、『北海道のワイン』の出版元である、株式会社ワイン王国代表取締役 原田勲氏のご挨拶。原田代表取締役は「北海道は我々本州の者にとって憧れの地。日本離れした広大な土地と景観をもつこの地は、まだまだいろいろな可能性を秘めていると思う」と述べ、「自分は音楽が大好きで、ウィーンのワインも大好き。(ウィーンのワイン用ブドウとして有名な)グリューナーフェルトリナーのワインを今後ぜひ(オーストリアと気候が近い)北海道で造って欲しい!」と、北海道のワイン生産者へのリクエストも付け加えました。また、『北海道のワイン』の出版については、「この本を出版したいという依頼を山本先生から受けたとき、【シリーズ化】することを条件にお引き受けしました」とのこと。今後、山本博理事による県別ワインの本が、株式会社ワイン王国より刊行される予定だそうです。お楽しみに!
さて、一通りのご挨拶が済んだ後は、『北海道のワイン』出版のお祝いと北海道のワインのますますの発展を祈念して、来場者全員で乾杯!乾杯の音頭は、北海道ワイン株式会社代表取締役社長 嶌村彰禧氏が執ってくださいました。(嶌村社長は、情熱的にワイン造りに取り組み北海道でのワイン造りの礎を築いた人物の一人として、『北海道のワイン』本編にてその半生を大々的にドキュメントされている、まさに御本人!詳しくは、『北海道ワイン』本編を是非お読みください。)
さあ、宴の始まりです。北海道のワイナリー11社からご提供頂いた27種類のワインとビュッフェの料理を自由に楽しみながら、参加者同士、話が弾みます。会は終始賑やかなムードで進みました。
途中、『北海道のワイン』本編に取り上げられているワイナリーの方々、北海道にゆかりのあるワイナリーの方々、北海道の新規ワイナリーの方々、本州からはるばるお越しくださったワイナリーの方々のご挨拶もあり、会はますます盛り上がりを迎えます。パーティに駆けつけてくださった生産者の皆様は、司会者からの突然のスピーチ依頼にやや照れた面持ちながらも、堂々とご自身のワイナリーの現状や将来の目標について語ってくださり、来場者はグラス片手に熱心に聞き入りました。
あっという間に1時間半が過ぎ、北海道のワインの現状と可能性について希望に満ちた雰囲気のまま、宴は閉会となりました。北海道独自の風土や厳しい経済状況の下、ワイン造りには課題も多いことと思いますが、それらを一つ一つクリアし、さらにより多くの人に愛される北海道のワインが生み出されることを、生産者・消費者、それぞれの立場から改めて期待する一夜となったように思います。
最後となりましたが、ワインをご提供くださったワイナリーの皆様、道内外からはるばるお越しくださったご来場者の皆様、ありがとうございました。また、今回の会のコーディネートをお引き受けくださった北海道ワイン株式会社の社員の方々、お忙しい中でのご手配、お疲れさまでした。当会初の北海道での会合でしたが、おかげさまで盛況のうち無事終了することができました。深く感謝いたします。
(事務局スタッフ:天野亜未子)