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日本ワインを愛する会

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ワイナリーの設営は始まったばかり 嵐の前の静けさ?

嵐の真っ只中

「辰巳ワイナリー」収録中

当会役員 麹谷宏デザイン試飲グラスは各自使用後お持ち帰り

2007年1月11日東京・渋谷シダックスビレッジにて「日本ワイン試飲商談会」及び「日本ワインの夕べ」が開催されました

去る1月11日(木)、「日本ワイン試飲商談会」及び日本ワインを愛する会の懇親会「日本ワインの夕べ」が開催されました。前回は一昨年の11月29日でしたが、今回は満を持して新年明けたこの日、前回同様、東京・渋谷のシダックスビルでの開催です。

午前10時。空気のひんやりする、しかしながらカラッと晴れた冬らしい空の下、12時開始の「日本ワイン試飲商談会」に向け生産者たちが続々と会場・シダックスホール(昨年10月に行われたメーカーズディナーで訪れた「シャトーT.S」を造る伊豆ワイナリーの本社ビル)に入ってきます。手慣れた手つきで荷物がほどかれ、23の生産者たちはアッという間に設営完了!11時には早々ランチに出かけた人もいたほどです。普段はご近所でもなかなか行き来をすることのないであろうワイナリー同士も談笑したり、お互いのワインを試飲したりと、情報交換の場としても使えた1時間でもありました。

12時開場。ランチタイムということもあり、初めの1時間はゆっくりスタート。その後は酒販店、ランチ営業を終えたレストラン関係者が続々と入場し、外気の温度が想像できないほどの熱気に包まれました。180名ほどの入場者たちは、たとえば甲州種などの同品種の造り手の違いを感じ取り、また、清見や清舞といった日本古来品種の交配種を味わい、商談もさることながら日本ワインの魅力を新たに見出していた様子。私個人としても棚作りが定石の甲州種を垣根に仕立てたり(まだワインにはなっていませんが)、河口湖という極寒の地にブドウを植えたりと生産者たちの果敢なチャレンジに敬服の念を抱かずにはいられませんでした。

さて会は8月の大阪に引き続き、当会副会長・辰巳琢郎の番組「辰巳ワイナリー」(BSフジ 毎週土曜22:00-22:30/日曜14:00-14:30)の撮影も入り、盛況のうちに終了しました。


都会のど真ん中に日本のワインがズラリ並べられてゆく

好きなワインを好きなだけ

生産者と愛好家が同じステージで会話ができる醍醐味(中央は大塚会長)

生産者と辰巳副会長の対談(ココファームのエノログブルース・ガットラヴ氏と)

第2部は「日本ワインの夕べ」です。同ビル1階「トウキョウ・メイン・ダイニング」に移り、ここからは日本ワイン愛好家と生産者の親睦を図ります。図るためにはまずワインがなくては!ということで北は北海道から南は熊本まで実に35社、66種類がメインステージ前にズラリと並べられ開会を待ちます。仕事帰りのワインラヴァー、商談会を終えた生産者たち総勢130名!大塚謙一会長、昨年末に葡萄酒技術研究会エノログ部会部会長となったワイン界のご意見番(?)戸塚昭氏、麹谷宏役員の挨拶の後、辰巳琢郎副会長の乾杯の音頭で盛大にスタートしました。実は前回、私は一般の愛好家の立場で参加していたのですが、そのときよりもはるかに場内の温度が高く感じられました。それは、生産者たちは海外のワイナリー視察や外国産ワインの試飲会への参加、愛好家たちは昨今、日本のワイナリーガイドが続々と刊行され、日本各地のワイナリーに赴くようになった等、両者がより足を使って積極的に行動するようになり、前回よりも1歩も2歩も深い内容の会話が‘熱’を発していた?と、勝手に解釈し、勝手にうれしくなってしまいました。

会場はワイングラスを片手に、オードブルからピッツァ、デザートまでの多彩なビュッフェを楽しむ人、生産者を次々と質問攻めにする熱心な愛好家など、思い思いに至福の時間を過ごしていたようです。私も66種類もあるワインをすべて制覇できるはずもなく‘ジャケ飲み’(エチケットの好みだけで無作為に飲むこと。‘ジャッケ買い’のワイン版)などして楽しみましたが、どれもハズレがなく、また確実なレベルアップ感がありました。

あっという間に時間は過ぎ、山本博役員の言葉で会はお開きとなりましたが、挨拶をいただいた諸氏たちは、決してお褒めの言葉ばかり並べたわけではありません。日本におけるワイン界のリーダーとして、そしてなによりも日本ワイン愛好家の代表として、生産者たちには更なる技術の向上を望む声、愛好家たちにはそれを見守り、そして広めていって欲しいという願いを切々と語っていました。

何事もそうですが昨日まいた種は今日花は咲きません。少しずつかもしれませんが、日本ワインが着実に根付き、そして世界に飛躍するまで我々は水、時には肥料を蒔き続けられればと思っています。

(本誌編集長 小山田貴子)

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